篤姫 宮崎あおい 第33回 『皇女和宮』
桜田門外の変による井伊直弼の突然の死は、幕府を大きく揺るがしていた。
失われた権威を取り戻すため、幕府では、孝明天皇の妹・和宮と将軍徳川家茂との縁組みを進めていた。
天璋院は、和宮に婚約者がいると聞き強く反対するが、老中の安藤信正は聞く耳を持たない。
一方、京でも和宮の母・観行院や庭田嗣子らが婚儀に反対し、和宮自身も乗り気では無かった。
しかし、幕府に恩を売れば攘夷を実行できるという岩倉具視の言葉に心動かされた孝明天皇は、婚儀を進めることを決意。
和宮に、日本国のためと言い聞かせる。
天璋院は家茂に不安を訴えるが、婚儀を幕府と朝廷の架け橋にしたいという家茂の言葉に、息子の成長を感じ安心するのだった。
時を同じくして薩摩藩から天璋院の元に、故郷の薩摩へ帰ってはどうかとの書状が来る。
心動かされる天璋院だったが、滝山からこの誘いは幕府老中たちの企みであると聞き一転、薩摩へは帰らぬと安藤に告げる。
天璋院は亡くなった徳川家定の遺志を受け継ぎ、徳川将軍家を守り抜くと宣言し、和宮を迎える準備を始める。
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篤姫 宮崎あおい 第32回 『桜田門外の変』
ついに幾島との別れの日がやってきた。
天璋院は別れのあいさつなどいらぬと強がりながら、とめどない涙を流すのだった。
その頃、幕府では蒸気船咸臨丸をアメリカへと航海させる準備を進めていた。
将軍 徳川家茂と天璋院は、船の乗組員の勝海舟と面会する。勝の飾らぬ人となりは天璋院に鮮やかな印象を残す。
一方、薩摩では激しい弾圧を行う井伊直弼を打倒しようと、有馬新七ら若者たちが立ち上がろうとしていた。
冷静だった大久保利通でさえそれに賛同し、小松帯刀も止められない。
ついに、決起となった日、彼らの元に藩主 島津久光からの書状が届く。
“誠忠士の面々へ” と書かれた藩主の直々の言葉に感極まった彼らは、すんでの所で決起を思いとどまる。
天璋院は井伊を問いただすため、二人きりでの面会を申し込む。自分は国を守りたい一心で、己の役割を果たしただけと語る井伊。
その覚悟を目の当たりにし、深い感銘を受けた天璋院は、これからは井伊ともっと語り合いたいと願う。
しかし、迎えた3月3日、天璋院は桜田門外で起こった恐ろしい出来事を、滝山から伝えられることになるのだった。
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篤姫 宮崎あおい 第31回 『さらば幾島』
井伊直弼による一橋派への取り締まりは、いっそう激しさを増していた。
将軍 徳川家茂は天璋院に、井伊のしていることが正しいのか間違っているのか分からないとこぼす。
母として息子を元気づける天璋院を、幾島はほほえましく思いつつ、少し寂しげに見つめていた。
弾圧の嵐が吹き荒れる中、天璋院の母親代わりとして将軍家への輿入れに力を尽くしてくれた村岡にも魔の手が迫っていた。
天璋院は村岡を救ってくれるよう家茂に頼もうとするが、私的な理由で将軍に願い事などしては井伊の思うつぼであり、家茂の立場も危うくなると滝山にいさめられてしまう。
村岡への取り調べの日が迫る中、天璋院は幾島にあることを命ずる。
幾島は単身、囚われの村岡の元へ向かった。
そして取り調べの日、村岡は白い衣を身にまとって現れる。それは天璋院が婚礼の時に着た衣装だった。
その凛とした姿と天璋院の威光に役人たちは恐れをなし、村岡は厳しい取り調べを切り抜ける。
無事役目を果たした幾島は、天璋院に暇をいただきたいと告げる。
そして、自分の教えることは既に無く、己の勤めは終わったのだと語りはじめるのだった。
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篤姫 宮崎あおい 第30回 『将軍の母』
次期将軍となる徳川慶福が江戸城に入り、名も家茂と改める。
家定を失った天璋院は家茂の後見役となることに希望を見出す。
一方、大老井伊直弼は、一橋派らを次々と弾圧し始めるのだ。
世に言う「安政の大獄」のはじまりである。
家茂は井伊の方針に疑問を感じ、天璋院に相談しようとする。
家定から家茂を後見するようにと遺言された天璋院は素直に喜ぶが、井伊は天璋院が幕政に関与することを嫌い、さらには西郷隆盛の居場所を問いただす。
ついに京を追われた西郷と月照は薩摩に逃れるが、すでに藩の実権を掌握していた島津斉興は二人を捕らえる。
小松帯刀と大久保利通は西郷と月照を逃がそうとするが、二人は帯刀らに迷惑がかからないようにと海に身を投げてしまうのだ。
しかし西郷は助かるが、奄美に送られることになる。
そのような中、幾島は天璋院の将軍後継争いに敗れた責任を負って、大奥を去りたいと申し出る。
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家茂は井伊の方針に疑問を感じ、天璋院に相談しようとする。
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篤姫 宮崎あおい 第29回 『天璋院篤姫』
将軍・徳川家定の死を知った篤姫は悲しみにくれていた。
ハリスとの会見をすすめたり、将軍後継争いに巻き込んでしまったことが病弱な家定に大きな負担を与えたと、篤姫は自分を激しく責める。
一方、薩摩では藩主・島津斉彬の死によって政局が混乱していた。
前藩主・島津斉興が復権を目論んでいたのだ。
小松帯刀は、斉彬の遺志を継いで幕政改革を断行したいという忠教の側近になる。
また主君斉彬の死によって気落ちする西郷隆盛は、僧・月照に諭され、斉彬の遺志を継ぐため政治工作活動を始めるのだ。
篤姫は、周囲の反対を押し切って側室・お志賀と生母・本寿院に家定の死を伝えようとする。
しかし、お志賀からは病弱な家定に無理をさせたことを責められ、本寿院からは篤姫が家定を毒殺したのだと決めつけられ、ひどい仕打ちをうける。
それから数日後、家定の葬儀が行われた。
未亡人となった篤姫は落飾して天璋院となる。新たな将軍となる徳川慶福の後見役を頼むという家定の遺言を果たそうとする天璋院は、大老・井伊直弼と対面する。
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前藩主・島津斉興が復権を目論んでいたのだ。
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篤姫は、周囲の反対を押し切って側室・お志賀と生母・本寿院に家定の死を伝えようとする。
しかし、お志賀からは病弱な家定に無理をさせたことを責められ、本寿院からは篤姫が家定を毒殺したのだと決めつけられ、ひどい仕打ちをうける。
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